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国際展の最前線−イスタンブール&アテネビエンナーレ報告−

2013年12月11日(水)19:00-21:00 (受講料:2000円)

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▲アテネ・ビエンナーレの会場

美術評論家・市原研太郎氏による世界の最前線のアートを探訪するレクチャーです。
最前線と言えば、ビエンナーレなどの定期開催の国際展を鑑賞することが一番理解するのに便利です。
今回は、世界の最先端の表現に出会える展覧会の模様を紹介します。
その展覧会が開かれている都市は、世界に冠たる大都市のニューヨークやパリやロンドンではなく、社会的に大きく変動したり危機的状況にあるイスタンブールやアテネなのです。

それらの都市では、部分的な混乱や崩壊が日常化しており、
そのなかでアートの活動を維持していくこと自体が困難と想像されるかもしれません。
ところが、実際は逆で、その状況に立ち向かう力強いアートが脈動し、
それがビエンナーレに象徴的かつ現実的に現われているのです。

このように、現実世界とアートが打てば響くような緊密な関係を保ちながら社会への働きかけを実践する二つの展覧会を取り上げ、そこに展示された作品がどのようなメッセージを発信しているかに注目してレクチャーします。

【講師からのメッセージ】
これまでARTS FIELD TOKYOでは、世界各地で開催されている大規模国際展について連続レクチャーを行ってきました。
今年最後のレクチャーは、イスタンブールとアテネのビエンナーレを取り上げ、現在、歴史的な激動の波に翻弄されている国の中心的都市で何が起こっているのかを、展覧会だけでなく、それを取り囲む都市の状況と合わせてリポートします。
社会的、政治的、経済的な問題にさらされていればいるほど、アートが活発になるという都市とアートのダイナミクスを伝えることができれば、このレクチャーは成功したと言えるでしょう。


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▲イスタンブール・ビエンナーレの会場

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市原研太郎(美術評論家)( 講師紹介

市原研太郎(美術評論家)

MESSAGE

これまで、世界で開催されているビエンナーレのレポートを定期的に行ってきました。ビエンナーレが、その時代の現代アートの状況だけではなく、現代世界の動向を知るバロメーターになっていることは、以前のレクチャーで明確になってきたのではないでしょうか。とくにアートマーケットではなかなかお目にかかることのない、社会的、政治的問題を扱った作品が大勢を占めるビエンナーレを観れば、ローカル・グローバルに展開される世界の情勢を、各ビエンナーレ独自の視点で切り取る興味深い作品がひしめいています。アジアで開催されているビエンナー

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