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第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ報告―2010年代のアートはどこに向かうのか?

2013年07月31日(水)19:00-21:00 (受講料:2000円)

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今年で55回目を迎えるヴェネツィア・ビエンナーレが、6月に開幕しました。
100年以上の歴史を誇るこの世界最古のビエンナーレは、
20世紀のアートの状況ばかりでなく、そのコンテクストとなる時代を色濃く映し出してきました。

今回の講義では、講師に美術評論家・市原研太郎氏をお迎えし、
21世紀に入って大きく変化しつつある世界の情勢を背景に、
2010年代に行われたヴェネツィア・ビエンナーレを通して
アートが示す反応を検討したいと思います。

そのために、市原氏が先日訪れた2013年のビエンナーレを
2つのセクションに分けて報告いたします。
1つ目は、同時代の世界を反映するナショナル・ビエンナーレ部門について。
2つ目は、2010年代のアートの方向に貴重な示唆を与えている企画部門についての
展示を観賞しながら、2010年代のアートの潮流について考えます。

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市原研太郎(美術評論家)( 講師紹介

市原研太郎(美術評論家)

MESSAGE

これまで、世界で開催されているビエンナーレのレポートを定期的に行ってきました。ビエンナーレが、その時代の現代アートの状況だけではなく、現代世界の動向を知るバロメーターになっていることは、以前のレクチャーで明確になってきたのではないでしょうか。とくにアートマーケットではなかなかお目にかかることのない、社会的、政治的問題を扱った作品が大勢を占めるビエンナーレを観れば、ローカル・グローバルに展開される世界の情勢を、各ビエンナーレ独自の視点で切り取る興味深い作品がひしめいています。アジアで開催されているビエンナー

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