TOP > 講師リスト > 馬場正尊

馬場正尊

馬場正尊

MESSAGE

空間を切り拓く力がアートには備わっている。文脈のないところからでも、時には環境と呼応し、時には挑発しながら、無の状態から何かが立ち上がってくる瞬間を、僕はCETエリアでたくさん見ることができた。それはアート固有の力なのではないだろうか。建築はそれを淡々と包む器であり、両者のバランスのいい関係性が僕は好きだ。

PROFILE

Open A代表/東北芸術工科大学准教授/建築家 1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂、早稲田大学博士課程、雑誌『A』編集長を経て、2002年Open A を設立。都市の空地を発見するサイト「東京R不動産」を運営。東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリーにするイベント、CET(Central East Tokyo)のディレクターなども務め、建築設計を基軸にしながら、メディアや不動産などを横断しながら活動している。 元新聞工場をクリエイターのオフィス、スタジオ、カフェ等の複合施設に改修した「TABLOID(2010,グッドデザイン賞)」、無印良品+リビタによるリノベーションプロジェクトCase01(2008),Case02(2009)、運河沿いの倉庫をオフィスに改造した「勝ちどきTHE NATURAL SHOE STOREオフィス&ストック」(2007)、房総半島の海辺の住宅群「房総の馬場家と連棟」(2008)など。 著書に『R the transformers〜都市をリサイクル〜』(R-book制作委員会)、『東京R計画/Re-Mapping Tokyo』(晶文社)、『POST-OFFICE/ワークスペース改造計画』(TOTO出版)、『東京R不動産』(アスペクト)、『「新しい郊外」の家』(太田出版)、『未来の住宅 カーボンニュートラルハウスの教科書』(バジリコ)、『東京R不動産2』(太田出版)、『都市をリノベーション』(NTT出版)など。

講義内容

現在では多くのアーティストやクリエイターが拠点を構え、数多くのギャラリー、スタジオ、カフェ、ショップが立ち並ぶ東京のイーストサイド。
このエリアをアートスポットとして活性化し、人気エリアとして再生させた「CET(Central East Tokyo)」の牽引者としても有名なOpen A代表の建築家・馬場正尊さん。

全国各地で馬場さんが手掛けるリノベーションや都市再生。
そこには「アート」というキーワードが様々なかたちで存在します。

建築や都市デザインにアートがどのように作用するのか。
そこでは、どのように「場」が創出され、
新たな価値が生まれ、人や街が変化しているのか。

本講義「アートが切り拓く空間」では、アート、建築、都市デザインの相互関係やその必然性について馬場さんにお話頂き、時代が大きく舵を取る今、私たちに必要な「空間」とは何なのか考えていきます。

PAGETOP