アートが切り拓く空間/馬場正尊(Open A代表/東北芸術工科大学准教授/建築家)
2011年09月28日(水)19:00-21:00 (受講料:2000円)
現在では多くのアーティストやクリエイターが拠点を構え、数多くのギャラリー、スタジオ、カフェ、ショップが立ち並ぶ東京のイーストサイド。
このエリアをアートスポットとして活性化し、人気エリアとして再生させた「CET(Central East Tokyo)」の牽引者としても有名なOpen A代表の建築家・馬場正尊さん。
全国各地で馬場さんが手掛けるリノベーションや都市再生。
そこには「アート」というキーワードが様々なかたちで存在します。
建築や都市デザインにアートがどのように作用するのか。
そこでは、どのように「場」が創出され、新たな価値が生まれ、人や街が変化しているのか。
本講義「アートが切り拓く空間」では、アート、建築、都市デザインの相互関係やその必然性について馬場さんにお話頂き、時代が大きく舵を取る今、私たちに必要な「空間」とは何なのか考えていきます。
元新聞工場をクリエイターのオフィス、スタジオ、カフェ等の複合施設に改修した「TABLOID(2010,グッドデザイン賞)」
無印良品+リビタによるリノベーションプロジェクトCase01(2008),Case02(2009)
運河沿いの倉庫をオフィスに改造した「勝ちどきTHE NATURAL SHOE STOREオフィス&ストック」(2007)
馬場正尊( 講師紹介 )
空間を切り拓く力がアートには備わっている。文脈のないところからでも、時には環境と呼応し、時には挑発しながら、無の状態から何かが立ち上がってくる瞬間を、僕はCETエリアでたくさん見ることができた。それはアート固有の力なのではないだろうか。建築はそれを淡々と包む器であり、両者のバランスのいい関係性が僕は好きだ。 |