アートと科学の方程式
2012年04月11日(水)19:00-21:00 (受講料:2000円)
「学術と社会をつなぐ」をコンセプトに、イベントや編集などの
活動を行う『SYNAPSE Project(シナプス プロジェクト)』。
サイエンスを基軸に、アート・デザイン・建築・メディアなど、
さまざまな異分野とコラボレーションを図り、
科学の新たな魅力を発信しています。
2010年から発行しているフリーペーパー『SYNAPSE』。
vol.1(左)のテーマ「パターン・カタチ・リズム」では、
様々な学問分野における美しい"カタチ"のビジュアルや脳神経科学者と音楽家の対話、
「光」をテーマとしたvol.2(右)は、オラファー・エリアソンを始めとする
光のアートからゲーテとニュートンの色彩論、宇宙や宗教思想までに及ぶ横断的な内容に。
NOSIGNERが手がけるアートディレクションも秀逸。
塚田有那さんは、若手研究者とともに立ち上げた
『SYNAPSE Project』のコーディネーターをつとめています。
アーティスト、デザイナー、編集者など、これまで科学とは縁遠かった人々を
招き、そこに新たな化学反応を生み出すことを目的に活動されてきました。
アートと科学の共通点。
それは、"新たな世界の描き方"を見いだす視点にあります。
塚田さん自身、若手研究者たちとの出会いから、
彼らが日々重ねる実験や思考に触発され、科学の魅力に惹かれていったそう。
しかし、潜在的にサイエンスへの興味はあれど、
なかなか触れ合うきっかけがない人も多いでしょう。
『SYNAPSE Project』は、そんな人たちにさまざまなイベントを通じて
科学者の世界を届けるプラットフォームをつくっているのです。
また、科学者と一般市民とをつなげる役割を担う
「サイエンスコミュニケーター」の活動や、
日本科学未来館など、日本各所にひしめくアートスポット同様に
サイエンスと出会う場所はあちこちに転がっています。
このレクチャーでは、そんなサイエンスの世界への入口へと
みなさまをご案内します。