「アートプロジェクトを始める前に」３

今、デジタルな作品を作るうえで世界的に重要とされるクリエイティブコモンズとメディア作品についてを取り上げる。著作権とビジネスをとりまく世界的な変化、クリエータにとってのクリエイティブコモンズ、クリエイティブコモンズとビジネスを考える。

第三回は、「新しい著作権の体系：クリエイティブ・コモンズ」をテーマに、椿 昇さん（現代美術家）、林　千晶さん（株式会社ロフトワーク　代表取締役・PMO）をゲストにお招きし、さらに伊藤　讓一さんにビデオコメントを頂いて講義を行います。

講義コンテンツは下記を予定。

ビデオコメント　

１．時代の流れを掴む
フリーカルチャーとは
共有する

２クリエイティブ・コモンズとは
（著作権の歴史をふまえ）
　シェアすることで広がる世界
　最新事例

3．シェアすることとアート
　アートにおけるCCの可能性

　フリーディスカッション

＜ゲストプロフィール＞
椿 昇
現代美術家。京都造形芸術大学美術工芸学科長 http://bixko.net
1953年、京都市生まれ。1989年「アゲインスト・ネーチャー展」。93年ベニスビエンナーレ・アペルト。2001年横浜トリエンナーレ。2003年水戸芸術館で「国連少年展」。2004年1月バングラデシュビエンナーレ。2004年10月パレスチナ「アルカサバシアター」舞台美術で現地リサーチ。2005年占領下の物語Ⅱ美術担当。6月リトルボーイ展。10月アーティストサミット。2006年トロント、ライプチヒ、ワイマールなどで「RADIKAL DIALOGUE」。マサチューセッツ工科大学レジデンス。2008年十和田市現代美術館にコミッションワーク。2009年春京都国立近代美術館「GOLD/WHITE/BLACK」展。

林　千晶
株式会社ロフトワーク　代表取締役・PMO
クリエイターコミュニティを核とした新しいスタイルの制作代理店「ロフトワーク」の共同創業者。クリエイターとのマスコラボレーションの基盤として、いち早くプロジェクトマネジメント（PMBOK）の知識体系を日本のクリエイティブ業界に導入。米国PMI認定PMP。米国クリエイティブ・コモンズ　アジア・プロジェクト・コーディネーターも務める。

粟田政憲 （ 講師紹介 ）

	今後、世界に作品をリリースする時に欠くことのできない重要な『シェア(共有)』という概念が、世界中で広がっています。その流れを多くのゲスト講師たちと共に解き明かしていきます