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林口砂里 ((有)エピファニーワークス代表/クリエイティヴ&ソーシャルプロジェクトプロデューサー)

林口砂里 ((有)エピファニーワークス代表/クリエイティヴ&ソーシャルプロジェクトプロデューサー)

MESSAGE

関わる分野が広いため、自分の仕事の説明をするのが難しいのですが、「社会を(できればより良く)変える新しい価値観」を世の中に伝えるお手伝いが私の中の軸になっています。分野が違っても活かせる“プロジェクト・マネジメントのノウハウ”のようなものを実地経験から積み上げてきたように思います。皆さんと共有させていただけたら幸いです。

PROFILE

林口砂里((有)エピファニーワークス代表、クリエイティヴ&ソーシャルプロジェクトプロデューサー) 富山県高岡市出身。東京外国語大学中国語学科卒業。在学中1年間学んだロンドンで現代美術に出会い、アート・プロジェクトに携わる。その後、ワタリウム美術館、水戸芸術館アートセンター(美術教育普及スタッフ)、東京デザインセンター、P3 art and environmentでの勤務を経て、2005年に(有)エピファニーワークスを立ち上げる。アートプロジェクトやコンサートの企画/プロデュースを手掛けると共に、これまで高木正勝(音楽家/映像作家)、エドツワキ(イラストレーター)、ケヴィン・ウェステンバーグ(写真家)、坪井浩尚(プロダクトデザイナー)、スティーヴ・ジャンセン(音楽家)といった様々な分野のアーティストのマネジメントを行う。最近は、地元・富山県にも拠点を持ち、地域振興プロジェクトにも取り組んでいる。

講義内容

(有)エピファニーワークスの代表として、アート・デザイン・音楽・ファッションなど領域横断的に
クリエイティヴマネジメントを手がける林口砂里氏。高木正勝(音楽家/映像作家)や坪井浩尚
(プロダクトデザイナー)など、各フィールドで活躍する第一線のクリエイターやアーティストたちの
マネジメントから、地元・富山県での地域振興プロジェクトに至るまで、多面的に社会とアートの
縁結びをする活動には、従来のギャラリストやキュレイターとは一線を画する実践型アートマネジメントの
ヒントがたくさん隠されています。

高木コンサート500.jpg
高木正勝コンサートツアー「Ymene」(2010年):国内外でのツアーを企画/主催

林口氏が現代アートと出会ったのはロンドン留学中のこと。
人の人生、社会を変えてゆける"アートの多様な価値観"を体験し、「人生が180度転換した」といいます。

以後、現代美術・音楽・デザイン・建築・仏教・科学・地域振興など幅広い「分野」のプロジェクトや
アーティストに携わった林口氏の活動の根底には、社会を変える新しい価値観に対し"より良いかたち(媒体)
でより多くの人に伝えたい"という理念があります。

ヒミングツアー500.jpg

アートNPOヒミング「海と山をめぐるツアー」(2012~2013年)
:地域から発信する着地型観光を目指すツアーを企画

アーティスト(クリエーター)・社会・クライアントの間に立ち、それぞれをつなぎ、プロジェクトを
かたちにしていくマネジメントの仕事は、表立って見えるものではありませんがとても重要な役割を担っています。

基本的にはアーティストの立場に立ちつつ、ぞれぞれの立場にとって有益な結果となるように調整すること。
このクリエイティブなプロセスが簡単なようで、確立されたメソッドや理論がある訳ではありません。
これこそが、アートプロジェクトの課題でもあり、また新しいクリエイティブを世の中に提示する可能性を
秘めた部分です。

ダライラマアプリ500.jpg

開発の企画を手がけたiPadアプリ「ダライ・ラマの般若心経」(2012年)

本講義では林口氏がアートの現場での経験から学んできた「メソッド」や「コツ」を共有しながら、
分野に限定せず、今日のクリエイティヴなプロジェクトのマネジメントについて、お話いただきます。

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