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竹久 侑(水戸芸術館現代美術センター 学芸員 )

竹久 侑(水戸芸術館現代美術センター 学芸員 )

MESSAGE

5年前、何の縁もゆかりもなかった地方都市 水戸に移り住みました。それを機に、地方で住むこと、地方の公立文化施設に勤めること、芸術の公共性、市民にとっての芸術、そして、地方でアートプロジェクトを行うことについて考えることになりました。水戸と新潟での実践を経て見えてきたことをみなさんにお話しし、いっしょに考えられればと思います。

PROFILE

大阪府生まれ。水戸市在住。水戸芸術館現代美術センター学芸員。慶応義塾大学総合政策学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス修士課程クリエイティブキュレーティング修了。主な展覧会として「リフレクション──映像が見せる“もうひとつの世界”」、「大友良英『アンサンブルズ2010──共振』」ほか。「水と土の芸術祭2012」ディレクター。

講義内容

新潟・愛知・瀬戸内などで開催される国際展をはじめ、
アーティストが滞在&制作を行うアーティスト・イン・レジデンスなど
地方でいくつものアート活動が活発に行われています。


"アートの力で街を変える、魅力を引き出す"
こうした言葉が、あちこちで聞こえてくるようになりました。


それまでアートに縁のなかった街の人たちに、
アーティストやキュレーターたちはその土地に"種"をまきます。
しかし、種まき以上に大切なのは、それを育てること。


どのようにしてアートによってまかれた種を育てられるか?
アートの力が社会に浸透するために必要なこととは?


本レクチャーの講師は、
水戸の街を舞台に展開された大友良英さんの『アンサンブルズ・パレード』や『カフェ・イン・水戸2008』、新潟で行われる『水と土の芸術祭2012』(7月14日〜12月24日)など、
地方都市でアートプロジェクトを手がけられている
水戸芸術館現代美術センター学芸員・竹久 侑さん。


『カフェ・イン・水戸2008』は、地元で活躍する若手クリエーターらのグループ「MeToo推進室」が始動するきっかけとなり、ひとつの大きなポイントとなりました。
市民との協働企画にも積極的な竹久さんが考える
"アートの種"を育てる方法とは?


パレード全景_web.jpg
大友良英「アンサンブルズ・パレード2011」
撮影:大谷健二
写真提供:水戸芸術館現代美術センター

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