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東京ソト活ピクニック部 #01居酒屋×ピクニック「都市と食と社交を考える」

2014年12月19日(金)19:00-21:00 (受講料:一般2000 学生1000(当日学生証の提示が必要です)円)

花見や歩行者天国、マーケットや音楽フェスティバル、芸術祭など、
様々なカルチャーが"ソト(外)"を活用することによって育まれてきました。
本レクチャーはそんな「ソト活("ソト"を活用すること)」の歴史や活用法を通して、都市での暮らしをもっと楽しく、充実したものにするヒントを学んでいきます。

本シリーズを担当してくださるのは、東京ピクニッククラブ共同主宰・太田浩史さん。そして毎回異なるテーマを設定し、太田さんが注目する「ソト活」のキーマンをゲストにお迎えします。

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さて、記念すべきシリーズ第1回目のキーワードは「都市と食と社交」。
太田さんは「ピクニックは社交である」と語ります。
社交に欠かせないものといえば「食」。
「同じ釜の飯を食う」や「食卓を囲む」といった表現に見られるように
「食」を通すと、コミュニケーションも濃密なものとなります。
そして大人になれば、そこに「お酒」も加わってくるのです。

大人たちがおいしい食と酒を囲んで人々が会話に花を咲かせる場所、
それはズバリ「居酒屋」!!
居酒屋×ピクニック......。
"青空のもとで行う爽やかなピクニック"のイメージとは程遠いように思えますが
居酒屋のルーツを知ると、意外な共通点もたくさんあります。

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居酒屋が出現したとされる江戸時代、
酒屋の店先で一杯飲める立ち飲みスタイルが定番でした。
やがて鎌倉河岸(現在の千代田区内神田)の酒屋「豊島屋」が
田楽(料理)を売り始め、これが居酒屋のはじまりと言われています。
そして、魚や野菜、豆などを煮たものを持ち帰ったり、その場で食べられる
酒屋が盛んになっていったのです。

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江戸で生まれた居酒屋と、海外で生まれたピクニック。
両者ともにコミュニケーションを育む「場」であることに変わりはありません。
本レクチャーでは、その成り立ちを探りながら比較を行い、
この東京で暮らす現代の私たちの「場」についても考えていきます。

ゲストには『居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化』 (ちくま学芸文庫)著者である飯野亮一(服部栄養専門学校理事・講師)さんをお迎えし、
"夜のピクニック"形式でのレクチャーを行います。

<ゲストプロフィール>
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飯野亮一
早稲田大学第二文学部英文学専攻卒業。明治大学文学部史学地理学科卒業。服部栄養専門学校理事・講師として食文化史を研究している。
著書に『居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化』 (ちくま学芸文庫)がある。


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「東京ソト活ピクニック部」シリーズはピクニック形式でレクチャーを行いますので、学びながら参加者同士での"社交"を楽しむこともできます。お弁当やお飲み物を持参いただき、飲食を楽しみながらのご参加がおススメです。

*当日はピクニック形式によるレクチャーの為、ラグ、クッション、お弁当、飲食物などの持参可能な方は持参をお願い致します。防寒具の持参もお願い致します。

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太田浩史(東京ピクニッククラブ主宰)( 講師紹介

太田浩史(東京ピクニッククラブ主宰)
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