TOP > 講義一覧 > 【藤浩志の美術展/特別企画】オッス!センパイ〜ナデガタ・インスタント・パーティーから藤浩志さんと高嶺格さんへの50の質問!アートプロジェクトの未来とは?

【藤浩志の美術展/特別企画】オッス!センパイ〜ナデガタ・インスタント・パーティーから藤浩志さんと高嶺格さんへの50の質問!アートプロジェクトの未来とは?

2012年08月27日(月)19:00-21:00 (受講料:2,000円 / 学生1,000円)

3331 Arts Chiyodaで開催されている
『藤浩志の美術展〜なぜこんなにおもちゃが集まるのか?〜』の関連企画として、
またもや!緊急企画です!!

なんとも豪華な顔ぶれが揃いました!
4組全員が登場する超超レアな講義です!
こんな顔ぶれ見たことありません!

<スペシャルな4組の講師>
  藤浩志
  高嶺格
  Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)
  中村政人

  (敬称略)
  *緊急企画のコーディネートはサバイバート・長内綾子さんです。

ターゲットはズバリ!
アート関係者、アートを学びたい人達、アートプロジェクトとはなんぞやと思っている人達です。

いま日本では、大小さまざまな地域系アートプロジェクトが全国各地で開催されています。滞在/リサーチ/制作/展示という流れの中で、地域の人々との協働を通して作品を生み出していくというプロセスは、アーティストにとって、通常のホワイトキューブでの展示とはことなる経験値を得られる機会であり、一方、市民にとっても、職場と家庭以外の第三の居場所(あるいは役割)としてアートプロジェクトの現場が機能しているという事例も報告されています。しかし、まちおこしや観光イベントといった目的で開催される場合も多く、アート専門スタッフの不足やボランティア頼りの運営によって、「疲弊」という言葉も少なからずささやかれているのが現状です。

藤浩志氏はこれまで、地域に新しいタイプの活動をつくりだすシステムとしての作品(OS的表現)を模索してきたアーティストです。そんな、アートプロジェクトの代表作家ともいえる藤浩志氏に、同じく近年、各地でプロジェクトを展開する若手アーティストユニットのナデガタ・インスタント・パーティーが、50の公開質問を行います。また、今回は藤浩志の美術展に関連して、藤浩志氏にゆかりの深い美術家・高嶺格氏、本展覧会の統括ディレクターを努める中村政人も参戦する豪華顔ぶれ。あらゆる角度からのアートプロジェクトに対する話を引き出す、見逃せない2時間になります。

アートプロジェクトのはじまりは?誰がなんのためにやるの?美術史との兼ね合いは?などなど、先輩世代が作り上げてきたアートプロジェクトの現場で活躍するアーティストとして、素朴で率直で批評性に富む質問を投げかけ、参加者のみなさんと地域系アートプロジェクトの未来を占う一夜にできればと考えています。若い世代のアーティストの皆さん、ぜひともご参加ください。


◎講師プロフィール:

fujiAmanoSide09_2.jpgのサムネール画像

藤浩志(ふじ・ひろし)
1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域社会を舞台とした表現活動を志向し、京都情報社を設立。京都市内中心市街地や鴨川などを使った「京都アートネットワーク」の企画以来、全国各地のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねる。同大学院修了後、青年海外協力隊員としてパプアニューギニア国立芸術学校勤務。都市計画事務所勤務を経て92年、藤浩志企画制作室を設立。地域資源・適正技術・協力関係を活かした活動の連鎖を促す美術類のデモンストレーションを実践。2012年、十和田市現代美術館の副館長に就任。主な展覧会に、2010年「瀬戸内国際芸術祭」(香川)、2008年「サイト・サンタフェ・ビエンナーレ」(サイトサンタフェ、アメリカ)、2006年「第12回バングラデッシュビエンナーレ」(オスマニアメモリアルホール、ダッカ、バングラデッシュ)、2005年個展「違和感を飛び越える術」(福岡市美術館、福岡)など。現在、3331 Arts Chiyodaにて、「かえっこ」に焦点をあてた展覧会「藤浩志の美術展 セントラルかえるステーション 〜なぜこんなにおもちゃが集まるのか?〜」開催中。
http://geco.jp/

南日本bk_m.jpg

高嶺格(たかみね・ただす)
1968年鹿児島生まれ、滋賀在住。京都市立芸大漆工科・岐阜イアマス卒。19歳のとき京都河原町でストリーキングを行い警察に連行される。以来一貫して 自由と平等を唱える芸術活動を展開。幼少期から関心を寄せていた様々な社会問題を、どう芸術作品に反映させるかに苦心する日々を送る。反面、そうした正義 感と相反する、自分の非道徳的ナンセンスへの興味を捨て去ることができず、これもどう芸術作品に反映できるかを日々腐心している。具体的には、美術館や ギャラリーでの作品展示、あるいは劇場での演出作品や共同作品を通し、なんらかの意味ある社会的行動ができないかを粘り強く試みている者である。3児の父。

nip_anzai2012_m.jpg
©ANZAI

Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)
中崎透、山城大督、野田智子の3名で構成される「本末転倒型オフビートユニット」。2006年より活動を開始。地域コミュニティにコミットし、その場所において最適な「口実」を立ち上げることから作品制作を始める。インスタレーション、イベントなどに様々な人々を巻き込み、「口実」によって「現実」が変わっていくプロセスを作品として展開する。代表作に2010年、100名を越える市民スタッフと共に地元メディアをも巻込んだ24時間だけのインターネットテレビ局「24 OUR TELEVISION」( 国際芸術センター青森)がある。2011年、初の海外作品となる「Yellow Cake Street」(Perth Institute of Contemporary Arts、パース/オーストラリア)では、架空のオーストラリア家庭料理「イエローケーキ」のレシピを地元シェフや市民と考案し、期間限定のケーキ店の開業を実現させた。現在開催中の「水と土の芸術祭2012」では、陶芸や窯をテーマにした架空の物語を追体験するストーリーハウスを展示中。
http://nadegatainstantparty.org/

中村政人_顔_m.jpg

中村政人(なかむら・まさと)
1963年秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科准教授。「美術と社会」「美術と教育」との関わりをテーマに様々なアート・プロジェクトを進める社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2002年)日本代表。1998年からアーティストイニシアティブコマンドNを主宰。「ヒミング」(富山県氷見市)、「ゼロダテ」(秋田県大館市)など、地域再生型のサスティナブルアートプロジェクトを多数展開。プロジェクトスペース「KANDADA」(2005~2009)を経て2010年6月よりアーティスト主導、公設民営のオルタナティブ・アートセンター「アーツ千代田3331」(東京都千代田区/秋葉原)を立ち上げる。著書「美術と教育・1997」「美術に教育・2004」。平成22年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を芸術振興部門にて受賞。2011年より震災復興支援プロジェクト「わわプロジェクト」を始動。

PAGETOP

高嶺格/藤浩志/ナデガタ・インスタント・パーティー/中村政人( 講師紹介

高嶺格/藤浩志/ナデガタ・インスタント・パーティー/中村政人

MESSAGE

藤浩志の美術展に関連した緊急特別企画で、豪華4組のアーティストが肩を並べます!なぜアートプロジェクトははじまったのか?つっこみどころ満載の「アートプロジェクト」に対する鋭い疑問をぶつけるナデガタ・インスタント・パーティーの質問に答えるのは、いずれも1960年代生まれの藤浩志・高嶺格・中村政人3名のアーティストです。

PAGETOP

お申込み受付は終了しました。

PAGETOP